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  ふとん屋の4代目が熱く語る!
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ふとん雑学

おふとんの豆知識

1.おふとんの種類と特徴 

  綿花.jpg
【綿(コットン)わたふとん】

綿(コットン)わたのふとんは、中綿(なかわた)に綿わたを重量比で50%以上使用したふとんです。

保温性、吸湿性があり、日干しによるかさ高性に富んでいます。

コットンは繊維が中空の構造になっており、しかも1本1本の繊維が天然のよじれをもち、適度な硬さと弾力性をつくりだしています。

また、中空で天然のよじれをもっているため、日干しすることにより吸収した湿気を放湿するとともに、ふっくらとよみがえり(回復力)、保温性を高めます。

ただし、最近多く出回っている、化繊のふとんや、羽毛布団などと比較すると重たいと感じるかもしれません。 

 

 

コットン.jpg綿わたの原料となる綿花は世界中の温暖な地域で生産されています。

綿の呼び名は、産地によって異なり、メキシコ綿やアメリカ産の綿を

一般的に『アメリカ綿』または『米綿(べいめん)』と呼び、インド産や

パキスタン産の綿を『デシ綿』または『インド綿』と呼びます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

化繊.jpg【化繊(ポリエステル)わたふとん】

石油から合成されてできた、化繊(ポリエステル)わたのふとんは、中綿(なかわた)に化繊わたを50%以上使用したふとんです。

軽くて取り扱いやすく、かさ高に富み、保温性も高く、化繊わたそのものは、ほこりや臭いなどもなく清潔で衛生的です。

化繊100%のふとんなどは、家庭で洗濯しても縮みの心配がほとんどないため、安心して洗濯ができます。お値段も比較的安価で、弾力性が長く持続して取扱いが簡単です。

ただし、化繊わたの多くは、ほとんど湿気を吸収や放出しませんので、化繊のわたをメインにしたふとんは弾力性はあるのですが、綿(コットン)わたをメインにしたふとんと比較するとふとんの機能面としては劣ります。

また、化繊そのものはほこりが出ないのですが、静電気が発生しやすいので、ホコリやチリを吸い寄せてしまうなどの問題があります。

                                                             毛布やシーツなども化繊100%の商品は、その性質上、冬でも蒸れて暑苦し

                                                             い場合があります。

                                                             「暑苦しい」=「蒸れ」=「湿気」ですから、ダニやカビの発生源にもなりやすく、

                                                             頻繁に家庭で洗濯をするか、専門の業者に丸洗いを依頼するなど、つねに

                                                             清潔に保つ必要があります。 

 

 

 

 

羊毛.jpg

【羊毛(ウール)ふとん】

ウールは、繊維の表面がウロコ状で独自のちぢれ(クリンプ)をもっています。この形状が優れた保温性、吸湿・発散性、弾力性をつくりだしているのが特徴です。

ウールは身体が発散する水分を吸収し、空気中に放湿させるので、夏の間も湿っぽい感じがありません。

また、ウールは湿気を与えると、自然に熱を出して温かくなります。眠っている間に人の汗を湿気として吸収し温かくなります。

それに、何百万もの渦巻いたクリンプで構成されるウールは、自然のちぢれと弾力性に富みます。

良質な羊毛(ウール)ふとんは、自然が生んだその独特な機能が活かされた寝具として快適な睡眠を提供します。

とくに、綿(コットン)わたふとんや、羽毛布団と比べて柔軟性はいまひとつですが、弾力性があり、保温性、吸湿性、放湿性に優れているので、羽毛布団とは逆に敷き布団に最適です。

放湿性が高いので、頻繁に干す必要もありません。

 

羊は世界各国で飼育されており、たくさんの種類があります。主な産地は、オーストラリア、ニュージーランド、南アフリカ、南米などがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

【羽毛(羽根)ふとん】

  ダウン&フェザー.jpg 











 

詰めものに水鳥の羽毛(羽根)を使用したふとんで、軽く、身体にフィットして、吸湿性・放湿性に富むため、さわやかな暖かさが特徴のふとんです。

羽毛(羽根)ふとんには、水鳥のグース(ガチョウ)とダック(アヒル)の羽毛(羽根)が使われています。

基本的にはグース(ガチョウ)のほうが羽毛の粒が大きく、高品質と言われています。

水鳥の羽毛は、その形状からダウンとフェザーの2種類に大別され、ダウンはタンポポ状の羽毛(ダウンボール)で、空気をたっぷり含んでいます。

フェザーは一般的に羽根と呼ばれる部分で湾曲した羽軸をもち、弾力性があります。

 

羽毛ふとんは、綿わたふとんよりも吸湿性・放湿性があって軽いという特徴があります。ところが、素材としてはとても柔らかいので、敷きふとんとして使用するとすぐにへこみ、特徴である保温性が損なわれてしまいます。なので、羽毛ふとんは掛けふとんとしてお使い下さい。

羽毛ふとんは放湿性があるので、綿わたふとんよりも頻繁に干す必要がありません。

 

産地は、ヨーロッパ、中国、シベリア、カナダなど多数の寒冷地域で良質な羽毛が収穫されます。

季節は夏よりも冬、同じ種類の水鳥でも、子供よりもおとなの水鳥の方が、よい品質の羽毛が収穫されます。

 

 

 

  真綿.jpg

【真綿(まわた)ふとん】

真綿(まわた)は熱水などで処理したくず繭(くずまゆ)や玉繭(たままゆ)を手で引きのばし、平板状にして積層した「わた」を真綿と称し、このわたでつくられたものを真綿ふとんと言います。

また、繭(まゆ)以外の絹わたでできたふとんを「絹ふとん」と言います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 2.使い方と注意

   ふとんの種類                  注意事項
 ふとん全般   ・ふとんの生地の傷みや汚れを防ぐため、カバーやシーツを掛けてお使いください。 カバーやシーツはこまめに洗濯してください。  
  ・ふとんは日に干すか、ふとん乾燥機をご使用ください。 暖かさ、かさ高、弾力が増し、使い心地がよくなります。  
 羽毛(羽根)ふとん   ・小さな穴でも中の羽毛が飛び出しますので、絶対に針や安全ピンで襟カバー等を付けないでください。【注1】  
  ・ふとん生地や縫い目などから多少羽毛が出てくることがありますが、使用上問題はありません。  
  ・臭いがしたら、ふとんを折りたたんで臭気を押し出し、新しい空気と入れ換えて3‐4時間、日に干してからお使いください。【注2】  
 羊毛(ウール)ふとん   ・羊毛は季節や環境、使用状況等により若干匂うことがあります。臭いが強い場合は3‐4時間、日に干してからお使いください。【注2】【注3】  

 

【注1】羽毛(羽根)ふとんの羽毛の吹き出しについて

    羽毛の吹き出しを防止するための加工(ダウンプルーフ加工)をふとん生地に施し、縫製時にも注意を払っていますが、

    羽毛ふとんの本来の機能を活かすためには、通気性が必要なことから、多少の羽毛の吹き出しがみられることもあり

    ます。少量であれば使用には差し支えありません。

 

【注2】羽毛(羽根)ふとん、羊毛(ウール)ふとんの臭いについて

    ふとんの購入直後や長期間保管された後に、羽毛や羊毛は動物性繊維のため多少の臭いを感じるときがあります。

    これは、密閉されたケースなどに保管の場合、臭いがケースにこもるためです。

    日干しなどで乾燥させ、ふとんを折りたたんで押さえて中の空気の入れ替えを行えば、自然と臭いは薄れますが、

    多少、天然の臭いが残る場合もあります。

 

【注3】羊毛(ウール)敷きふとんのヘタリについて

    ウールの繊維には特有のちぢれやスケール(ウロコ)があり、当初はかさ高があります。しかし、使用している間に

    汗や熱などでウール繊維のウロコ同士が絡み合って回復を阻害するようになります。これをフェルト化といい、ふと

    んのヘタリにつながります。しかし、ウールの特性から保温性、吸湿・放湿性などの機能はほとんど変わりません。

 

 

 

 3.お手入れ方法

 日常のお手入れ項目                                お手入れ方法  
 ふとんの上げ下ろし   毎日おこなってください。ふとんの敷きっぱなしは、床やタタミ、ベッド等がカビやすくなります。  
 ふとんを干す時間帯   天気のよい日で、午前10時‐午後3時までに行いましょう。  
 ふとんを取り込む前に   ふとんの表面のホコリを軽く取り除くようにし、ふとんタタキ等で強くふとんを叩かないように気を付けてください。  
 ダニ対策   ダニアレルギーの方は、アレルゲンとなるダニの除去のために、頻繁にふとんを干して湿気を飛ばしましょう。 ふとんの表面に掃除機をかけるなど、ダニの死骸やフンも吸い取ることが大切です。  

 

 

 

 4.干し方 

干し方.jpg1、天気のよい乾燥した日に、午前10時‐午後3時ごろに、全面が日に当た

  るように両面を干してください。

2、直射日光による、ふとん生地の傷みを防ぐため、ふとんカバーやシーツは

  そのままで干してください。

3、ふとんタタキ等で強くたたかないでください。強くたたくとふとん生地や中

  の綿の繊維が傷つく恐れがあります。

4、干す時間と頻度のめやす






      ふとんの種類      干す時間        干す頻度
 綿(コットン)わたふとん  片面2時間くらい  週に1‐2回程度
 化繊(ポリエステル)わたふとん
 羊毛(ウール)ふとん  週に1回程度
 羽毛(羽根)ふとん  片面1時間くらい  月に1‐2回程度
 真綿(絹)ふとん  片面1時間くらい  月に1‐2回程度
 ※直射日光はさけ、干すときは陰干しにしてください。

 

 

 

5.収納と保管のしかた

1、湿気のない場所に、敷きふとんは下に、掛けふとんは上に収納して

  ください。

2、しばらく使わないときは、一度日に干してから、カバーやシーツをは

  ずし、湿気の少ない場所に保管してください。

3、ダニやカビを防ぐため、使わない間でも、ふとんはときどき日に干し、

  押入れも乾燥させて下さい。

4、押入れには、湿気取り、乾燥剤などを置いておくと完璧です。

 

 

 

  

 

6.洗い方

洗い方.jpg

1、部分的にふとん生地が汚れたら、すぐにつまみ洗いし、十分乾燥して

  ください。

2、クリーニングする場合には、専門業者か、信頼のおける寝具専門店に

  ご依頼下さい。【注1】

3、一般家庭での洗濯が可能(ウォシャブル)なふとんの洗い方

  (1)洗濯機をご使用の場合は「大物コースまたはふとんコース」を

   ご使用ください。

 (2)すすぎを十分したあとに、脱水は、洗濯機または手絞りで軽く

   おこなってください。

 (3)乾燥は風通しのよい日陰に干し、かる?く叩いて詰めものの

   片寄りを直し、竿に2本掛けして、吊り干しで十分乾燥させて

   ください。

 (4)洗濯水の温度および洗剤は次のモノをご使用ください。

    ・羊毛(ウール)ふとん、羽毛(羽根)ふとん

     ⇒洗濯水は30℃以下、洗剤は中性洗剤

    ・化繊(ポリエステル)ふとん

     ⇒洗濯水は40℃以下、洗剤は合成洗剤

 

 【注1】ふとんのクリーニングによる劣化、風合いの変化などについて

    クリーニングは、汚れを落とすために水洗剤、あるいは溶剤などが使われ、ふとんには機能的な負荷がかかります。

    そのため、ふとん生地や詰めもの素材や構造により、クリーニング後に形状や風合いに多少の変化が生じます。

    これはある程度やむをえません。例えば、羽毛ふとんではクリーニングすることで、ふとん生地の羽毛の吹き出し

    防止加工の効果が多少落ちて、当初より羽毛が出やすくなることがあります。

 

 

 

7.綿(コットン)わたふとんの打ち直し                 打ち直しとは?

           

綿花1.jpg1、日に干してもふくらまないようになったら、打ち直しにお出しください。

2、ふとん生地の汚れがひどいときは、打ち直しにお出しください。

3、打ち直しは、掛けふとんは5年位、敷きふとんは3年位がおよその目安です。

 

 

 

 

 

 

 

 

  綿花

 

 

 

 

 

8.羽毛(羽根)ふとんのリフォーム(仕立て直し)加工      リフォームとは?

羽毛ふとん.jpg

1、羽毛ふとんのかさ高が減ってきたら、リフォーム加工にお出し

  ください。

2、羽毛ふとんの生地の汚れがひどいときや、詰めものが極端に

  片寄ってしまったときには、リフォーム加工にお出しください。

3、リフォームは5年位が目安です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

9.ふとんの買い替え(打ち直し・再生・リフォーム)の目安

1、ふとんは使用または保管により、ふとんのかさ高の低下(へたり)が起こります。それにより保温性が当初よりも落ちて

  きます。

2、使用期間が長くなると、寝ている間にしみ込んだ汗などの不純物がふとん生地や詰めものに付着するので、衛生的に

  ご使用いただくためには日頃のお手入れが大切です。

 

◆ふとんごとの買い替え(打ち直し・再生・リフォーム)の目安

     ふとんの種類   一般的な買い替えの目安        補足事項
 綿(コットン)わたふとん  掛けふとん ⇒ 約5年  ただし、打直して再生も可能
 敷きふとん ⇒ 約3年
 化繊(ポリエステル)わたふとん  掛けふとん ⇒ 約5年  
 羊毛(ウール)ふとん  敷きふとん ⇒ 約3年  
 羽毛(羽根)ふとん  掛けふとん ⇒ 約5年  ただし、リフォームで再生も可能
 真綿(絹)ふとん  掛けふとん ⇒ 約5年  

※ どのような種類のふとんでも、基本は、掛けは5年、敷き3年と覚えておきましょう!

※また、ふとんの生地の汚れがひどいときや、詰めものが極端に片寄ってしまったときなどは、上記期間前でも、打ち直し、

 リフォーム、丸洗いをまず検討され、最終的には買い替えをお勧めしますが、いずれにせよ、信頼のおける寝具専門店

 などに相談することが、長持ち、ローコストの秘訣です。

 

 

 

10.室温に応じたふとんの組み合わせ

・・・・・・熱がこもらず、吸湿・放湿性、透湿性がよいふとん

・・・・・・保温力の高いふとん

(シーツやふとんカバー類、パジャマや下着など、肌に直接触れるものは、その感触も安眠に影響します!)

 

 

 

寝像わるい人.jpg 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

◆寝室の室温別、寝具の組み合わせ

  寝室の温度              一般的な寝具の組み合わせ
       掛けふとん        敷きふとん
  5℃‐10℃  羽毛ふとん肌掛けふとん毛布  綿わたふとん羊毛ふとん
 10℃‐15℃  羽毛ふとん毛布
 15℃‐20℃  肌掛けふとん毛布
 20℃‐25℃  肌掛けふとん
 25℃以上  タオルケット綿毛布

 

 

 

 

 

 

 

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